コーヒー屋のブログで、こういった記事を書くのはアレですが…
ここ最近の1年、身内やお世話になった方々の葬儀に出席する機会が何度かありました。
故人の関係者による弔辞の内容には
故人が
どれだけ周囲に手助けをしてきたのか
どんな気持ちで周りと接してきたのか
仕事には何を追い求め、どう貢献してきたのか
このような心意気の部分が中心に語られておりました。
間違っても
「故人は年商いくら稼いでおりました… いつも高価でカッチョイイ物を身につけておりました…」
そんな内容は一切ありません。
今まで見送った故人のお顔は皆、美しく、澄みきっておりました。
商売人として、生活のためにお金を稼ぐことは、とても大事なことです。お金がないと生きていけません。
ただ
自分のことばかりを考える人生では、自分の葬儀の際、周りに忍んでもらえるのか疑問に思います。
食べていく上でお金を稼ぐ部分と、どう周囲に貢献していくのかという心意気の部分を、うまくリンクさせること
多少キレイごとですが、これが商売人として、理想なのかなと思います。
周囲に貢献できたのかなんて、自分では分かりませんけれど。
私は、コーヒーを売る以前に「人として」ましな人間でありたいと思います。
そして、コーヒーを売ることでお客様の生活に、心に、どういった影響を与えられるのか、こだわっていきたいです。
現実は毎日泥まみれですが
心意気があれば、泥を拭ったときに、きっと美しい姿に見えるのだと思います。
バカまじめを継続していきます。
穂積