ドリップ派の方が多いなかでも、
実際にフレンチプレスで抽出したコーヒーを飲んでいただくことで、支持してくださる方が増えてきました。
今回は、この器具を検討されている方に向けて、1~2人前の淹れ方をご説明します。
必要な道具は
●フレンチプレス(350mlサイズ)
●湯沸かしポット(やかん)
●中挽き(少し粗め)のコーヒー
●タイマーとスケール(計り)
この5点です。
当店のレシピは
1人前
コーヒー豆 9g
スケール上でのお湯 130g(実際は140cc)
2人前
コーヒー豆 17g
スケール上でのお湯 260g(実際は270cc)
このレシピは、あくまで当店の分量です。分量はお好みで加減してください。
では、過保護なくらい細かく追っていきます。
①まず、コーヒー豆の分量をスケールで計ります。
②コーヒーミルで中挽き(少し粗め)にします。
③フレンチプレスに挽いた粉を入れ
④スケールの上に置き、0gの表示にします。
⑤お湯は2回に分けて注ぎます。1回目の注ぎは蒸らしです。
1人前なら底から4分の1の量まで、2人前なら半分の量までお湯を勢いよく注ぎ、紅茶の葉と同じように粉をジャンピングさせます。
注ぐ勢いだけで、粉とお湯を全体的に混ぜ合わせるように。
ここで、30秒待ちます。待っているあいだ、
このように3層になっていると、うまくコーヒーのガスが抜けている証拠。
コーヒーの繊維が全体的に広がっており、美味しいコーヒーになる準備体操をしているのです。
30秒経過したら
⑥1人前ならスケール上130g、2人前なら260gの表示まで注ぎます。
ポイントは、1回目と違い、静かにガラスの壁に沿って、注ぐことです。
⑦あとはフタを乗せ、黒い真ん丸が上にある状態で4分間待ちます。
4分は意外に長いです。このあいだに、なにかひとつ作業を同時進行できるのではないでしょうか。
⑧4分経過したら、黒い真ん丸を底まで押し下げ
⑨格子状の部分を注ぎ口に合わせたら
⑩油分が抽出された、香り高いコーヒーの出来上がり。
もちろん、スケールで計らなくても抽出できますが、毎回計ることで味のブレがとても小さくなるでしょう。
手入れでお願いしたいことが1点あります。
ペーパーを使用しないため、器具には全体的に油分が付着します。
洗浄の際は、洗剤をつけたスポンジで油分を落としてください。油分が付いたままですと、次回の抽出で味に影響するためです。
くどいくらいに写真を載せましたが
淹れ方としては、何も難しくはないとお分かりいただけたかと思います。
想像以上に飲みやすいはずですよ。
次回は、フレンチプレスの商品ラインナップなどを、お伝えいたします。
Lover’s Coffee