お知らせ

11/30をもちまして紙コップによるテイクアウトを終了致します。

 

年間約6000億個。この数字はコーヒー業界に関係する数字ですが、何を表す数字だと思いますか。莫大な数でピンとこないかもしれません。実はこの数字、1年間に全世界でコーヒー業界が排出する紙コップのゴミの量です。ちなみにこれは、コップの部分を示しているだけであって、コップにはプラスチックの蓋と、ホットドリンクなら熱くならないようにボール紙で作られたスリーブという帯状のもの、アイスドリンクならストローが付いてきます。丁寧なサービスですし、見栄えも良いですが、飲み終わったらただのゴミ。用が済んだらその容器一式は、何気なく燃えるゴミとして捨てていると思います。

 

蓋やストローは、コーヒーの染みを洗って水気を取らない限りプラゴミとして出せませんし、実は紙コップも強度を保つために、ポリエチレンフィルム(要はプラ素材)をコップに貼り付けているため、段ボールのように再利用できるわけではありません。お客様もコーヒー業界が排出するこのようなゴミの有り様を見て、心地よいものとは感じていないのではないでしょうか。

2019年10月から消費税が10%に引き上げられますが、外食業界のテイクアウト品に関しては、8%の軽減税率が適用されます。おそらく今後、コーヒー業界が更にテイクアウトに力を入れることは間違いないでしょう。それと比例して、容器一式のゴミが増え続ける一方であることは安易に予想できます。

 

私は昔からよゐこちゃんの部類でしたから、学校などから右向けと言われたら何も考えず右を向いていたけれど、商売をする上では、あえて逆の方向を向きたいと思っています。前述の通り、テイクアウトは軽減税率が適用されるし、お客様も今まで通りに紙コップで提供されたほうが便利にきまっています。また、来年には当店の近所にIT系の大きなビルがオープンします。普通、その流れに従って商売するのが常識だと思います。周囲からも「それに乗っかれ」とよく言われます。しかし、それでは自分の意志がまったくなく、私はコーヒーを数多く淹れるだけのロボットになってしまいます。きっと、テイクアウトの需要に追われるだけの仕事では、将来さらに優秀なAIロボットに仕事を取られます。紙コップによるテイクアウトは世のコンビニさんにお任せし、私はもっとオリジナルなお店を追い求めたいのです。せっかく地方の会津若松という土地でお店を出したのですから。

 

正直申し上げますと、ゴミの問題はテイクアウトを控える理由のひとつに過ぎません。私の本心はもっと違うところにあります。それは今度別の機会にお話ししたいと思っています。

「Lover’s Coffeeはコーヒー豆が買えて紙コップでテイクアウトもできる店」。このようなイメージが染みついていたら申し訳ありません。事実、当店にはテイクアウトだけが目的のお客様もいらっしゃいます。そういったお客様には、大変ご面倒をお掛けしますが、タンブラーや水筒を持参して頂けましたら、そこにコーヒーを注ぐような形でご提供いたします。12月1日からです。ご理解、ご協力の程、よろしくお願いいたします。

 

Lover’s Coffee

 

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