コーヒーのこと

基本の「き」

 

今回の記事を載せることに、私は少しドキドキしています。美味しいコーヒーを抽出するにあたって、今後は細かいところまで踏み込んでいくため、コーヒー抽出が堅苦しく思われないかが正直心配なところです。今回の内容は、私の考える美味しいコーヒーを淹れるための基本の「き」となる部分です。もちろん、コーヒーは自由に楽しむものですから何が正解かという決まりはなく、基本どんな淹れ方でも良いとは思います。ただ、私の強い願いというのは、お客様の自宅で飲むコーヒーがため息をつくほど風味豊かであってほしいということ。せっかくスペシャルティコーヒーを淹れるのですから。

当店のブレンドコーヒー#1は、少量パック(110g)750円、標準パック(220g)1500円で販売しております。1杯分11gを使うとして、少量パックは10杯分、標準パックは20杯分を抽出できるのですが、1杯分75円の価値で終わるのではなく、喫茶店のコーヒーのように1杯分400~500円までお客様自らが価値を上げて頂きたいのです。そうすれば、少量パックの750円が4000~5000円、標準パックの1500円が8000~10000円まで大幅に価値が上がるのです。

自分で美味しく淹れることができると、自分自身、そして家族の生活を豊かにします。これは想像以上です。かつて織田裕二と山本高広さんが「地球に生まれてよかった」と叫んでいましたが、おそらくお客様も同じセリフを口にされると存じます。ただ、ここまで1杯分の価値を上げるためには、信頼の道具とノウハウが必要になります。それらをこれから手に入れるために、ラバーズコーヒーが存在するのです。

では、まずどのような習慣を身につけるべきなのかというと、それは計量すること、そして時間を計ることです。コーヒー豆の質量とお湯の投入量を量ってください。また、蒸らし始めから抽出終了までの時間を計ってください。これらの数字を毎日確認することで、美味しいコーヒーを意のままに再現することができます。この作業の繰り返しで自分の基準(主に濃度)を探っていくのです。実はこの作業自体がとても楽しいことに気づくと思います。

私はこれらの数字を確認せずにコーヒーを美味しく淹れることができません。とても怖いです。目分量で感覚的に淹れることは、アーティストの為せる業です。たとえそのアーティストが美味しく淹れられたとしても、それを毎回再現することは難しいでしょう。

お菓子づくりの経験がある方は、この習慣を受け入れて下さります。お菓子づくりこそ、0.1g単位で材料を計量して作らないと、安定して仕上がらないことをご存知だからです。コーヒーの抽出 = 気軽なお菓子づくりの感覚。このような意識改革をしてしまえば、コーヒーの女神が微笑む日は近いことでしょう。

しばらくの間、私はこのような細かいことを言い続けなければなりません。なにせこの私が地球人(♂)の振りしたコーヒーの女神なのですから。いや、その使いの者だっけかな。

任務を全うします。どうかお付き合いくださいませ。

 

Lover’s Coffee

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