ここ2、3日の痛いくらいの寒さと積雪に驚かされます。
雪かたしという疲れる仕事が追加され、毎年のことですが大変です。
しかし、3歳になった姪っ子がこう言います。
「大変だって言うないで」 ※本人は「言わないで」と言いたい。
「だって、雪楽しいじゃん」
「だから、大変だって言うないで」
この前向きな発言にハッとさせられました。
雪が降る = 大変だ
たしかに、これは単なる大人たちの都合でしかありません。
姪っ子の一言で価値観が変わると
一瞬、青空が現れたときの雪景色にとても感動しますし
子供のときにスキー場に連れて行ってもらった、楽しい思い出も蘇ります。
また、近所の人が雪かたしとなると、普段あまり挨拶を交わさない人とも、なぜか一言交わすようになったり…。
自分たちの都合を取っ払うと、雪に対して好感をもてるようになりました。
我が姪っ子、ありがとう。また相手してね。
話はコーヒーに移りまして
今回は前回の話題に引き続き、フレンチプレスの特徴について簡潔にお話しします。
ドリップと根本的に違うことは、
熱湯にコーヒーの粉を浸けて、4分かけてじっくり抽出すること。
メリットは
●風味の素となる油分を抽出できること。
●味の再現性が高いこと。
粉のグラム数、お湯の量、抽出時間を統一すれば、毎回安定した美味しさに。
●使用するアイテムが少ないこと。
ドリップ式に必要な細口ポットや、ペーパー類が必要ないこと。
●淹れる工程が少なく、家事など同時進行ができること。
一方、デメリットは
●ペーパーでろ過しないぶん、液体が少し濁ること。
●そして、カップの下に微粉が溜まることが挙げられます。
慣れれば何とも思いませんが…。
メリットとデメリット、双方にいえることは
コーヒー豆の品質が、そのままダイレクトに抽出されることです。
高品質のコーヒー豆は、そのまま美味しいカップコーヒーとなりますし
劣化した、あるいは美味しさに欠けるコーヒー豆は、そのままカップに反映されます。
ペーパードリップは、ペーパーでろ過することで、どんなコーヒー豆でも飲みやすくできる一面があります。
一方のフレンチプレスは、コーヒー豆を選ぶ必要がある抽出器具だといえるでしょう。
私は、スペシャルティコーヒーに合う抽出器具として、とても気に入っております。
フレンチプレスか、ペーパードリップか
液体の質感やご自身の性分も含めて、選んでみてください。
どちらも洗浄が面倒くさい
それは、言うないでくださいね。
次回は、フレンチプレスの淹れ方についてお話します。
Lover’s Coffee