11月のお休みについてのご連絡です。
今月は、通常通り毎週水曜と木曜がお休みでございます。
営業時間 10:00~16:00
皆様のご来店、心よりお待ちしております。
「信頼の糸」
決まって、結論は同じである。
毎年恒例のことで、今年もSCAJ(スペシャルティコーヒーのイベント)の見学を兼ねて、東京のコーヒー店を視察した。コロナ明けの東京は外国人観光客も多くて、すさまじいほどの熱気がある。ここだけがバブルなのだろうか。
雑誌、ブルータスのコーヒー特集で予習した通り、東京はスペシャルティコーヒーを扱うお店の飽和化が進む一方で、出店ブームは止まらない。1泊2日の視察で、私は沢山のお店と出会い、その都度コーヒーを飲んだ。田舎者なりの感想は、一言。
「どこも皆、凄い!」
どのお店も高級グレードの豆を扱っていて、工夫もお店によって様々。都会的な店内と洒落てる商品パッケージ。そして、カックイイお兄さんやキレイなお姉さんがカウンターの中に立っており、きらきら輝いている。どうやら、日本のコーヒー店は世界からも注目されているらしい。
単に遊びに行ったわけではないため、私は自店に置き換えて常に考察した。ウチが都会のお店をコピーしたのでは、芸がないと。では、どのような思想のもとでお店を営むべきなのか。実は、毎年東京へ視察に行くと同じ思考パターンとなり、決まって、結論は同じである。
「より強い意識で、出会ったお客様を理解しサポートするんだ」
都会のお店には難しいこと。それは、長いスパンでひとりのお客様を理解し記憶することである。いつもこのブログで言うことだが、ラバーズコーヒーと各お客様は1本の信頼の糸で繋がれているべきなのだ。その糸がどれほどの数であるかによって、お店の進退が決まる。そもそも当店の意志が伝わらないと、その糸はすぐに切れてしまう。現状はというと、その努力が足りないのだ。
だから、再開しようと思う。過去に断念してしまった「コーヒーカルテ」を。続かなくなった原因はいくつかあるため、それらを改善し遂行するのだ。
他では真似しようにもできないこと。私は、小さいマーケットである会津の土地柄ゆえの特色を築いてゆきたい。
Lover’s Coffee