最適なコーヒー豆の保存方法は、密閉容器に入れ、直射日光を当てずに常温保存することです。自然にエイジングさせるほうが、豆に含まれている炭酸ガスが徐々に抜けて、味の変化を楽しむことができます。焙煎日から2週間ほど経過するまでの、俗に言う「新鮮なコーヒー豆」と呼ばれる期間は、このシンプルな保存方法が一番です。
ただ、その例外として、梅雨や夏の期間は気温が高く、コーヒー豆の表面に油浮きが目立つようになります。品質としては全く問題はございませんが、コーヒーミルの内部に油分が付いてしまうため、気になる方もおられるかと思います。そういったお客様には、瓶や保存缶での保存ではなく、ジップロックや当店の別売りパッケージにコーヒー豆を移し替えていただき、空気を抜いて冷凍保存することをお勧めします。豆を強制的に冷やすことにより、油浮きは防げます。自然なエイジングによるプラスの変化は期待できませんが。
中煎りまでの浅めの焙煎度合いでしたら、油浮きは目立ちません。中深煎り以上の深い焙煎度合いの豆に、この現象が起こります。
油浮きが気にならないお客様は、変わらず常温保存でいいんですよ。味は最も良いですし。
ただ、美味しさ云々より、テカテカした見た目を含めこの現象を好まないお客様は、冷凍保存をぜひお試し下さいませ。
Lover’s Coffee