いらっしゃいませ。
6月のお休みは毎週水曜日と木曜日です。営業時間は朝10時から夕方6時30分までとなります。よろしくお願い致します。
パンデミック、クラスター、ロックダウン、ソーシャルディスタンス、ステイホーム、東京アラート…。
私は言いたい。「これ以上横文字を使わないで」と。その横文字の前後は日本語なのだから。そもそも中途半端な英語を使うことは、ルー大柴氏の専売特許です。中途半端な英語を使うことは、彼しか許されないのです。
間違いとは言わないまでも、私たちが独自に使っている英語もあるようです。例えば、飲食物のお持ち帰りという意味ですと、私たちは「Take out」と表現します。しかし、英語圏の方が言うには「Take out」ではなく、「To go」や「Take away」が一般的な表現だと言います。かく言う私も、コーヒー好きのためのお店という意味も込めて店名を「Lover’s Coffee」としたが、「Lovers’ Coffee」が正確な綴りだというのだから恥ずかしい。「このジャパニーズたち、わかってへん」、そう英語圏の方に思われていることは沢山あるはずです。
コーヒー屋は外来語が多過ぎて、店内は片仮名ばかりとなります。片仮名はどこか馴染みがなく、記憶に深く刻まれません。事実、当店のお客様の多くが前回購入したコーヒー豆の銘柄を正確に覚えておりません。これが外来語ではなく日本語の商品名でしたら、きっと皆さまの記憶に残るのでしょう。
私は頭の古い人間ですから、これからは中途半端な英語は意識して使わないように注意します。以前とは考え方が変わりました。自分は生粋の日本人であるというアイデンティ…… 同一性を大事にしたいなと。「エスプレッソ」とか「ミル」などの外来語は仕方ないですけどね。今までの私は、日本語と中途半端な英語を滅茶苦茶に使っていたから、いつまで経ってもちゃんとした英語を話せないし、知らない日本語も沢山あります。お恥ずかしい限りです。
日本語を話すなら日本語だけ、英語を話すなら英語だけ。そう制約を設けたほうが、どちらも語彙力が増すような気がします。ルー大柴氏の芸を守るためにも、純粋な日本語を見直してもよいのではないでしょうか。
6月からはずっと中断していたコーヒーの淹れ方に関する記事も少しずつ書いていけたらなと思います。
Lover’s Coffee