いつもご来店ありがとうございます。イベントのお知らせです。
Lover’s Coffee は今年2026年の12月で、10周年を迎えます。当店にお越し下さるお客様のおかげで、10年間続けることができました。
心から感謝申し上げます。
今回、10年という節目にあたって、皆さまと素敵な時間を共有したく、イベントを企画いたしました。以下詳細です。
Lover’s Coffee 10周年企画 バレエ・コンテンポラリーダンス・パフォーマンス
『感謝とエールを。』
とき:2026年9月13日(日)
時間:13:30開場、14:00開演
場所:スマートシティAiCT 交流棟(東栄町1-77)
料金:大人3,800円、中高生1,500円、小学生以下無料
お問い合わせ:Lover’s Coffee店頭、またはお電話でお問い合わせください(0242-93-5265)
東京台東区でNYDCダンススクールを主催するワカコ・イシダさん率いる、世界で活躍するダンサーをお迎えして、Lover’s Coffeeのお客様へ特別なパフォーマンスをお見せいただけることになりました。ショーの前半には、お客様にもご参加いただけるようなワークショップを企画しており、後半にはプロのダンサーによるバレエ&コンテンポラリーダンスを目の前でご鑑賞いただけます。今回、イギリスからプロを目指す若手のダンサーも来日。バレエやダンスにはあまり縁がなかった、という方にもぜひご参加いただきたい内容です。イベント終了後には、Lover’s Coffee店内でコーヒーの振る舞い&豆販売を行います。

なぜLover’s Coffee が、バレエ・ダンスのイベント?と疑問に思われることと思います。
ワカコ・イシダさん(ワカコ先生)は会津若松市出身のバレエダンサーで、当店の開店当初からのお客様です。ワカコ先生は、金髪をなびかせて、カラフルで素敵なお洋服に身を包み、この辺の方ではないな!?と思わせる雰囲気を醸し出されています。そんなワカコ先生と一緒に当店のドリップレッスンに来てくれたのが、当時小学生だった息子の聖陽(せいよう)くん。細身で日焼けしており、友人たちと日が暮れるまでサッカーボールを追いかけるスポーツ少年でした。

▲9年前の聖陽くん
ワカコ先生とは、たびたびバレエの話や海外の話、子育ての話など、様々なお話をするように。私も今まで縁のなかったバレエという世界に興味を持ち、数か月レッスンに通わせていただきました(現在は出産子育てで離れております)。会津若松のクラスには、バレエを楽しむ大人の女性たちと、レッスンに励む中高生の女の子たち、そして中学生になった聖陽くんの姿も。ワカコ先生は、超初心者の私にもわかるように、手の動き・足の動きの意味をイメージやニュアンスを交えて実演しながら教えてくださいます。その小柄な身体から生み出されるしなやかでダイナミックな動き、指の先の先まで思いと魂が込められている舞いに、いつも感動していました。私も実際に手足を動かし見よう見まねでやってみますと、バレリーナたちが何気なくやっているようにみえる所作は、ひとつひとつが想像以上の努力の積み重ねから生まれていることが分かりました。しなやかで美しい舞いのなかに、物語をいかに表現するか、そして筋肉や体幹を最大限活用した無駄のない動きが詰め込まれています。日頃の運動不足解消も兼ねて始めてみたのですが、奥深い世界に圧倒されておりました。
レッスン中、特に魅了されていたのが聖陽くんのバレエ。スイッチがはいると、今どきの男子中学生からバレエの石田聖陽くんに変わります。細身で筋肉質な身体から、軽やかで躍動的なジャンプやターンが生まれてくる様子は、同じ人間の動きとは思えず、ただただ見とれてしまうほど。ちょうど中学2~3年生の頃で、転機が訪れた時期だったのかもしれません。バレエの道へ進んでいく様子をレッスンで見たり、ワカコ先生から聞いたりしていました。それから、東京の高校に進学しレッスンに明け暮れる日々で、初挑戦のコンクールでは見事優勝しニューヨークへ短期留学も実現したとのことです。
少し前に、聖陽くんがお母さん(ワカコ先生)のおつかいで店に豆を買いに来てくれた日がありました。久しぶりに会った彼は、練習も経験も積んで一気に夢への階段を駆け上っている青年に変わっていました。話をするときのまっすぐな眼差しと、きらりと光るしっかりとした目が印象に残っています。帰り際に「頑張ります」と、潔く一言だけ伝えてくれた聖陽くん。可能性に満ち溢れていて、彼にやり遂げられないことは何もない、そう感じた瞬間でした。
その後、英国5大バレエ団のパートナー校である、ロイヤルコンセルパトワール・オブ・スコットランド(スコットランド王立芸術学院舞踏学部)に合格し、現在はプロのダンサーを目指してイギリスで学んでいます。

▲聖陽くんとパートナーのレイラさん
ラバーズコーヒーがオープンした10年前、小学生だった彼は今、夢を叶えに世界の舞台にチャレンジしています。私たちも、この10年間でたくさんのことを学び、培い、決断してきたように思います。特に、お客様にご理解をいただきながら、カフェという営業形態を終了し、より専門性をもった豆販売の店へと方向転換したことは大きな転換点でした。また、焙煎技術や抽出技術の向上は勿論のこと、お客様との信頼関係を築いていくこと、店内の細部にいたるまで感性に響く店にしたい、といった思いも日々大切にしてきたことです。毎日の小さな積み重ねが、このお店を作ってきたと思える10年でした。
10年という同じ時間の歩みの中で、変化を恐れず進んでいくイシダさん親子の姿は自分たちに重なります。また、店を経営する身としては、店自体が表現の場です。しかしながら、ダンサーという自らの心と身体をつかって表現する、という世界とはまた異なるもので、思いのままに身体をつかって表現される方への憧れが常にありました。フィールドは違えど、表現者として尊敬している方々とともに、心に残る節目のイベントを一緒に作っていけたら、と出演をお願いしたい次第です。お客様とのつながりがこのような機会を生むことができ、嬉しい気持ちと心地よい緊張感に包まれています。
ここ数年、現役の仕事を引退されるお客様もたくさんいらっしゃる印象で、長年、仕事に家事に育児に励まれてこられたことに、尊敬の気持ちでお話をお伺いしておりました。第二の人生の始まりを迎えられた皆さまは、本当にやってみたかったことへの挑戦の扉を開かれた方、少し休息をとっておられる方、様々かと思います。はたまた、進学、就職、結婚、出産、育児、転職・・・など、この10年間山あり谷あり、忙しすぎて振り返る暇もない現役世代の方々。私たちもそのひとりです。今回、どのような皆さまにも、触れたことのない世界を体験していただけるのではないかと思っております。新たな一歩を踏み出す後押し、また、日々への句読点を打つ休符のような時間をご提供できましたら幸いです。
この10年、関わってくださったすべての皆さんへ、感謝とエールを。そして次の1年へ。ぜひたくさんの皆さまのご参加をお待ちしております。

Lover’s Coffee 文責・穂積奈穂美








