いらっしゃいませ。4月のお休みについて、お伝えします。
今月は、通常通り毎週水曜と木曜がお休みとなります。
営業時間 10:00~16:00
皆様のご来店、心よりお待ちしております。
「Lコード」
当店には経営理念と同義である、ひとつの使命を掲げています。その使命とは、「癒しの手引き」という、何ともフワッとしていて掴めない言葉で表現されています。ちなみに、パッケージの裏に判を押している「癒しとエールを。」という言葉は、「まずい、もう一杯!!」のようなブランドのキャッチコピーとなります。
飲食店とは違うところ。それは、飲食店は料理やスイーツといった完成品を、店内のその場で召し上がっていただくことに対し、当店の場合は、原料のコーヒー豆を提供するまでに留め、あくまでお客様が自宅でそれを抽出して初めて完成品となる点です。だから、言い回しが癒しの「提供」ではなく、より良い完成まで寄り添う、又は導くという意味で「手引き」という言葉を使っております。
こういった使命を掲げたことはいいものの、創業者の私は、事業を数年続けているうちに、壁にぶち当たりました。始めは限りなく一人からのスタートに近いため、自分だけの考えや感覚で事を判断しても問題はないものです。しかし、時期に沿って流れるようなスタッフの退職や入社があり、また、お取引先や多くのお客様とのご対応を経験してくると、「ウチには決定的に何かが足りない」とモヤモヤし始めます。その正体は、すぐには分かりません。特に、年末などの繁忙期となると、商品の準備やご提供に忙殺され、使命の言葉はどこかへ消えてしまいます。店主の私でさえもそのような状態になるのだから、スタッフの使命の意識が遠のいても仕方のないことです。
私は、ふと感じました。仕事には、コード進行に忠実なハーモニーが必要であることを。スタッフの個性は大事、しかし、個性というそれぞれの音符は、決まったコードの中に収まっているべきなのです。そのコードの役割となるものは何なのか。自分たちを俯瞰して見てみたところ、それは、使命を遂行するための行動指針なのではないかと気づくようになりました。
足りないものはそれだと腑に落ちた私は、すぐに「7つの行動指針」を作りました。大事なことはこれらを皆の心に響かせなければなりません。朝礼で私が「ならぬものはなりませぬ」などと会津っ子宣言のように唱えても絶対にスベるだけですから、このブログ内で事例を用いながら、7つの意味を説明していこうと考えております。
スタッフに向けてだけではなく、これを機にお客様にも当店の性格についてご理解いただけたら幸いです。
Lover’s Coffee